五洋建設など13社によるBFCCU研究会が開発した環境配慮型コンクリート「CELBIC-RA」が、エクシオ府中技術センタ立体駐車場建設計画の基礎に適用された。一般的なコンクリートと比較してCO2排出量を205トン削減、天然骨材使用量を約2000トン削減した。
五洋建設は2026年1月26日、13社による共同研究会「BFCCU研究会」が開発した「CELBIC-RA(セルビック アールエー)」を、エクシオグループ発注の「エクシオ府中技術センタ立体駐車場建設計画」の基礎に適用したと発表した。
CELBIC研究会では、建築コンクリート構造物に求められる所要の品質を確保しつつ、材料由来のCO2排出量を約9〜63%削減する環境配慮型コンクリート「CELBIC」を展開している。
CELBIC-RAは、結合材の70%を高炉スラグ微粉末に置き換えたCELBICに、製造から保管の工程中にCO2を吸収/固定した再生骨材を使用したコンクリート。普通ポルトランドセメントの使用量を70%低減し、コンクリート材料に由来するCO2排出量を最大70%程度削減できる。建築工事標準仕様書/同解説 JASS 5鉄筋コンクリート工事(日本建築学会)の環境性評価において「資源循環等級3」「低炭素等級3」に該当する。
製品には、加熱などの特殊な方法でなく、破砕や磨砕などの機械的な処理で製造した再生骨材MやLを使用。骨材製造時のエネルギー投入量を抑制しながらCO2を固定する。JIS A 5022に規定される「再生骨材コンクリートM」に該当。国土交通大臣認定(MCON-4758および4759)を取得しており、場所打ち杭や基礎などの建築構造物にも適用可能だ。
エクシオグループ発注の工事では、天然骨材を全て再生骨材Mに置き換えたCELBIC-RAを約1100立方メートル適用した。CO2排出量は205トン、天然骨材の使用量は約2000トン削減できる見込み。コンクリート全体の質量に対する副産物とリサイクル材の使用量割合は87%となり、高い資源循環性を確保した。
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