ドローン測量レベル4飛行を見据え、中山間地域でレベル3.5飛行の有効性を検証ドローン

パーソルビジネスプロセスデザインとアジア航測は共同で、測量分野のドローンレベル4飛行を見据えたレベル3.5飛行の実証実験を実施し、技術的/運用的な有効性を確認した。

» 2025年11月28日 14時00分 公開
[BUILT]

 パーソルビジネスプロセスデザインとアジア航測は2025年11月26日、ドローン測量のレベル4飛行(有人地帯での補助者なし目視外飛行)の実現に向け、無人地帯での補助者なし目視外飛行にあたるレベル3.5飛行の実証実験を行ったと発表した。

 実証を通じて、中山間地域や点検/測量分野の目視外飛行の可能性と、将来のレベル4飛行を見据えた技術/運用の有効性を確認した。

目視外で取得した3D点群データの例 出典:パーソルビジネスプロセスデザイン プレスリリース

 実証では、中山間地域の離陸場所から約3キロ離れた河川や砂防施設を対象に、レベル3.5飛行で写真を撮影し、取得したデータから3Dモデルを作成。操縦者や補助者が目視できない状態でも3Dデータ取得に必要な飛行ができることを確認した。

 さらに、将来のレベル4飛行に必要な技術や環境の他、安全かつ効率的な飛行方法について検証を実施。実証で実践した機体制御技術や運用手法について、レベル4飛行での有効性を確認するとともに、レベルに応じた安全で効率的飛行を行うためには、通信環境や飛行ルート設計時のリスク評価/対策プロ設構築など事前の運用設計が不可欠との知見が得られた。

レベル3.5飛行の実証の様子 出典:パーソルビジネスプロセスデザイン プレスリリース

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