エコモットは、低遅延リアルタイムビューアーとAI映像解析プラグインで多用途監視を可能とするAI映像監視アプリ「monimott」を開発し、プレスリリースした。
エコモットは2025年7月14日、リアルタイム映像配信とAI解析を組み合わせた映像監視アプリケーション「monimott(モニモット)」をプレリリースしたと発表した。
monimottは、WebRTCを利用した低遅延のリアルタイムビュワーと、用途に応じて拡張可能なAI映像解析プラグインを組み合わせた映像監視アプリケーション。タブレットやスマートフォンに対応し、最大16分割の画面表示、パンチルトズーム(PTZ)操作、録画データの再生/ダウンロード機能などを備える。建設現場、インフラ設備、広域施設、防災/防犯分野での利用を想定しており、リアルタイムでの状況把握や意思決定を支援する。
monimottは、エコモットのエッジAIカメラ「PROLICA」との協調解析により、クラウド側のAI処理コストを削減可能だ。PROLICAのエッジAIは目視による状況認識や異常検知などを代行し、パトランプ点灯やカーゲートの開閉などのリアルタイム制御を担う。PROLICAは、一次解析済みの必要な情報だけをフィルタリングや画像加工してmonimottに送信。monimottのAIプラグインでは、監視対象の稼働率や滞在時間の検出といったより高度な状況認識に関する二次解析を実施する。利用者の業務ニーズに応じたAIプラグインのカスタム開発も可能で、多様な現場条件に柔軟に対応できる。
積水樹脂と共同開発した「ICOT-LINK」との連携による高速道路やサービスエリアにおける逆走車両のリアルタイム検知、多段階警告システムの構築も進めている。また、河川の水位監視や土砂災害の兆候検知、養殖場のモニタリング、太陽光発電所の防犯用途など活用も想定している。既存の監視システムや各種業務管理システムなど、他社システムとの連携も視野に入れ、幅広い分野での安全確保と業務効率化に貢献するとした。
(※)本記事は制作段階で生成系AIを利用していますが文責は編集部に帰属します(ITmedia AI倫理ポリシー)。
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