九電ドローンサービスは、大型運搬ドローンを活用した資機材運搬サービスを開始した。目安として1袋25キロ程度の資機材を1日最大1トン、現場条件によっては最大2トンまで対応できる。
九電ドローンサービスは2025年7月1日、大型運搬ドローンを活用した資機材運搬サービスを開始した。従来の人力や重機による運搬作業をドローンで代替することで、作業時間の短縮と現場の安全性向上を図る。
サービスでは、目安として1袋25キロ程度の資機材を1日最大1トン、現場条件によっては最大2トンまで対応できる。主な活用シーンとして、山間部などのアクセスが困難な場所での資機材運搬、鉄塔や煙突などの高所作業、危険箇所への運搬作業などを想定している。
運用には本体と操縦機の間で電波が届くことが条件で、現場の事前調査が必要。取り扱い可能な運搬ドローンは、DJIの「DJI FLYCART30」、山進の「XYZ55」、古河産業の「EAGLE49」、BlueBeeの「BB1860」の4機種。
九電ドローンサービスは2021年から、大型運搬ドローンによるセメントや建設工具などの資機材運搬の実用化に向けた取り組みを継続してきた。運搬に関するノウハウの習得や操縦者/監視者を含めたサービス提供体制の整備が完了したことを受け、本格的なサービス開始に至った。
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