テラドローンは、測量業界で豊富な実績を持つSurvey Lifeと業務提携を締結した。Survey Life 代表の鵜飼尚弘氏を技術顧問として招聘し、自社製品の高度化と新規市場の開拓を加速させる。
ドローンソリューション事業を展開するテラドローンは2025年6月11日、空間情報ソリューションに強みを持つSurvey Life(サーベイ ライフ)と測量事業で業務提携を締結したと発表した。Survey Life 代表取締役社長で測量技術の権威として知られる鵜飼尚弘氏が、テラドローンの測量事業技術顧問に就任する。
テラドローンは、ドローンとLiDARによる空からの高精度なデータ取得や解析技術を強みとし、3次元測量が可能なドローン搭載型LiDAR「Terra Lidar(テラライダー)」シリーズは国内46都道府県で導入されている。
今回の提携は、Survey Lifeが持つ豊富な現場経験とGNSS(全球測位衛星システム)測量、3次元測量の高い技術力を取り込み、製品開発力と営業戦略を強化するのが狙い。
技術顧問に就任する鵜飼氏は、測量や空間情報分野の高い専門性と実践力を証明する「空間情報総括監理技術者」に認定されている。これまでに空間情報技術に精通した技術者として、多数のプロジェクトで実績を持ち、現場と事業の両面からサポートしてきた。その知見と両社の強みを新技術の開発や社会実装に活用し、測量技術者にとって最適な新サービスを開発する。
テラドローンは今後、単なる機材メーカーにとどまらず、現場の課題解決に深く貢献するソリューションプロバイダーとしての地位を確立し、測量DXをけん引していく構えだ。
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