EV充電器の導入現場では、「設置スペースの制約」がこれまで課題とされてきた。集合住宅や商業施設では、柱や壁面との距離が限られる場所が多く、充電器の本体やケーブルホルダーの位置が固定されていると、設置そのものが困難となるケースがあった。
従来のELSEEV hekia S Mode3はコネクターホルダーが右側固定式だったため、右側に障害物があると施工に支障を来すという指摘があった。今回のモデルチェンジでは、コネクターホルダーを別体式にし、本体の左右どちら側にも取り付けられる。狭小地や密集した駐車区画でも柔軟な設置が可能になる。
ケーブル長もユーザーの声を反映し、5メートル、7メートル、10メートルのバリエーションを用意した。駐車位置が一定でない施設、複数車両の交互利用が想定される駐車スペースでも運用しやすい。
このように現場目線での改良を随所に施した新モデルは、設計者や施工者にとっても採用しやすい製品に進化した。
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