1.設置自由度の向上
新モデルでは、従来は本体右側に固定されていたコネクターホルダーを別体式に変更した。壁際や柱などでも左右どちら側にも自由に設置可能になり、施設や集合住宅での導入ハードルを下げる。
2.ラインアップ拡充
3キロワット(kW)と6kWの既存モデルに加え、4.8kWの中間モデルを新たに追加した。既存のEVコンセント用配線(VVFφ2.6ミリ)を流用できるので施工性が高い。3kWでは充電時間が長すぎるが、6kWでは電気工事が煩雑という中間層のニーズに応える。
ユーザー調査では、EVコンセントを使用するユーザーの約6割が「モード3タイプの充電器に交換したい」と回答しており、ケーブル一体型の利便性や充電速度への要望が高まっている。
3.施工性と導入コストの最適化
4.8kWモデルは、住宅用分電盤の空き回路が限られていても導入可能なため、リニューアル案件でも工事負担が軽い。集合住宅や狭小地など、制約の多い建物への対応力を高める重要な要素となっている。
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