PEWVNは電材、照明、空調機器を中心に、製造と販売を一体化して事業展開している。製造拠点はホーチミン市の北側近郊のビンズオン省にある。
2014年に操業を開始した第一工場(ECM工場)は本社機能と設計機能を有し、配線機器やブレーカー、分電盤を生産。第一工場から車で10分ほどの場所には2021年に操業を開始したIAQ(Indoor Air Quality:室内空気質)に関する機器の工場がある。2024年1月には生産能力と機能の増強を目的に建設した第二生産棟が生産を開始した。
PEWVNの売上高は、2023年度で約222億円(1円=166ベトナムドン換算)。その半分以上の約121億円は配線機器やブレーカー、分電盤といった電設資材(ECM)分野が占める。ECMは電気の安心安全を確保するための商材で、日本基準の高い品質と安定した生産体制をとり、PEWVNによれば配線器具とブレーカーともにベトナム国内でNo.1のシェアとなっている。
ECMに続く売上を担うのはIAQだ。商材としては天井扇、換気扇、ポンプなどで、高い品質と盤石な販売体制が評価され、ベトナムでトップシェアとなっている。IAQの売上高は約95.5億円で、ECMとIAQを合わせるとPEWVNの売上高で約96%を占める。
Lighting(住宅/施設向け照明)は、約8.5億円とECMやIAQに比べれば控えめで、シェアもまだ低い。しかし、省エネ意識の浸透につれ、今後の成長が大いに期待されている。坂部氏は「日本基準の品質を担保しながら現地に合わせた仕様で販売拡充する」と将来に向けた展望を示した。
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