GENBATONは、施工管理業務の標準化とノウハウ継承をワンパッケージで支援するサービス。大林組の全面協力のもと開発し、2024年10月にサービスインした。建設業界の人材不足が深刻化する中、経験の浅い社員でも効率的に成長できるツールとして、現在は「書類管理」「施工計画」「出来高/歩掛管理」の機能を搭載している。
書類管理は、現場で作成する書類の計画から保管までの作業を円滑化するサービス。施工計画は工種ごとの施工ノウハウを活用し、施工計画の立案や検討、フォローアップをサポートする。若手技能者が施工の各フェーズで必要な作業を確認しながら進めることで、ベテランの知識を継承できる。
出来高/歩掛管理は、各現場から収集した出来高や歩掛の情報を蓄積し、類似現場での計画立案や管理に活用する機能だ。
現在は2025年春のリリースを目指し、施工図管理の開発も進めている。ブース担当者は「今後もBuildeeなどの既存サービスと連携しながら、順次機能を拡充していく」と述べた。
TansoMiruは、建設現場のCO2排出量を算出するクラウドサービス。地球温暖化が深刻化する昨今、世界各国や国際機関ではさまざまな気候変動対策を進めている。その一つが、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD:Task Force on Climate-related Financial Disclosures)だ。日本でも2022年4月以降、プライム市場上場企業に対して気候関連財務情報の開示が実質義務化されており、今後はその対象が拡大することが予測される。
建設業界でも気候関連財務情報を開示する動きは進んでいる。ただ、建設業界は現場ごとに環境が異なり、建築物の種類や工種も多岐にわたるため、CO2排出量の算定が難しかった。
こうした課題に対応するために2024年4月にサービスをスタートしたのが、「TansoMiru管理」「TansoMiru産廃」「TansoMiru電力」の3つの機能から成るTansoMiruだ。電力データ管理協会を通じて取得した電力データ、リバスタの産廃処理の電子マニフェスト制度をWebで利用できる「e-reverse.com(イーリバースドットコム)」、さらにBuildeeのデータとも連携し、電力使用や産業廃棄物処理に伴うCO2排出量を自動で集計する。
ブース担当者は「TansoMiruは、電子マニフェストサービスのe-reverse.comと施工管理のBuildeeに次ぐ、リバスタの第3の柱となる」と話し、建設業界でも環境負荷の可視化と削減を普及させていく意気込みを語った。
既にCO2排出量の見える化するクラウドサービスを提供するアスエネと協業を始めている。互いの強みを生かしながら、建設業の標準的なCO2排出量算定や可視化の仕組みづくりに取り組んでいるという。
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