建物管理のDXソリューションが体験できるショールーム、大和ライフネクストが開設：FM

大和ライフネクストは、案内や清掃用のロボット、クラウド型カメラなど、建物管理に関するDXソリューションが体験できるショールームを開設した。

[BUILT]

　大和ライフネクストは2025年2月21日、建物管理用のDXソリューションが体験できる「大和ライフネクスト本社DXショールーム」を開設した。ショールームにはタブレット型受付機や案内ロボット、清掃ロボット、警備／点検業務用ソリューションなどを展示。これまで多くの建物で導入実績のある商材に加え、自社開発のシステムや最新技術を搭載したソリューションを集約した。

大和ライフネクスト本社DXショールーム　出典：大和ライフネクストプレスリリース

受付／案内業務から点検業務まで多様な用途のDX商材を体験

　受付／案内業務向けには、タブレット型受付機や案内ロボットによる自動化を提案する。タブレット型受付機は、マンションやオフィス、物流施設など建物用途に合わせてカスタマイズ可能で、オペレーターへの連絡や館内資料の閲覧、入退館記録などに利用できる。案内ロボットはセキュリティドアやエレベーターと連携させることで、受付した来館者をセキュリティ内の指定の場所まで案内。配膳（配送）ロボットと組み合わせれば、受付からお茶出しなどの配膳までロボットだけで完結できる。

マンション受付イメージ（左）、案内ロボット（右）　出典：大和ライフネクストプレスリリース

　清掃業務用ロボットは、床面清掃（掃き掃除／水拭き）を自動化する。エレベーターと連携して1台で複数フロアの清掃も可能。人による清掃や消耗品類の補充が必要なトイレやごみ捨て場にはセンシングデバイス（小型のセンサー）を設置し、利用頻度や使用率などのデータを取得、分析して清掃業務を効率化する。清掃ロボットを導入した商業施設では、清掃品質を維持ながら月額約10万円の費用を削減した実績もある。

清掃ロボット（左）、センシングデバイスによる分析イメージ（右）　出典：大和ライフネクストプレスリリース

　この他、現場の状況をリアルタイムに遠隔監視できるクラウド型カメラやAIによるデータ解析、遠隔設備モニタリングによるライフライン設備の24時間稼働監視、草刈りロボットや顔認証システム、スマートロック、複合型サービスロボットなどを取り扱っている。

　ショールームは従業員を対象としたDX商材への促進理解、自社が管理する建物の関係者への活用提案、企業との共同研究開発の場として活用する。

クラウド型カメラ（左）、AI解析イメージ（右）　出典：大和ライフネクストプレスリリー

遠隔設備モニタリングによる24時間稼働監視　出典：大和ライフネクストプレスリリース