大和ライフネクストは、遠隔地のオペレーターがマンションの受付/案内業務を行う遠隔受け付けサービス「Remo_info」を管理会社向けに本格展開する。マンションの管理員やコンシェルジュが現地で行っていた業務をオペレーターに集約することで、人による対応の質を保ちながらコスト削減を実現する。
大和ライフネクストは2025年2月4日、遠隔地のオペレーターがマンションの受付/案内業務を行う遠隔受け付けサービス「Remo_info(リモインフォ)」を管理会社向けに本格展開すると発表した。
大和ライフネクストは2023年10月にRemo_infoを開発し、管理を受託するマンション向けに提供してきた。マンションの管理員やコンシェルジュが現地で行っていた受付/案内業務を遠隔地のオペレーターに集約することで、人による対応の質を保ちながらコストが削減できる。他社への展開を通じ、マンション管理業界全体の課題解決を目指す。
建物管理業界では人手不足の深刻化により、管理委託業務費の値上げが相次いでいる。Remo_infoは2025年1月時点で、管理受託マンション26棟での導入実績を持つ。
Remo_infoでは、管理業務経験が豊富な人材をオペレーターとして配置。1人で複数棟の建物の受付/案内業務を担当することが可能となり、省人/省力化と業務品質の安定化を図れると共に、管理組合の支出削減にもつながる。オペレーターは、管理規約やごみの分別場所などといった幅広い問い合わせに対応し、必要に応じて画面共有やチャット機能も活用しながら対応を行う。
システムやシステムマニュアルの提供に加え、導入時の課題や導入後のオペレーションを踏まえた細やかなサポートも可能だ。
2024年12月にRemo_infoを導入した陽光ビルサービスでは、宮城県仙台市の50戸規模のマンションで受付/案内業務の一部にRemo_infoを導入した場合、年額36万円の管理費削減を見込んでいる。
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