自動車部品メーカーの東海理化は、これまで培われた技術を武器に、今後成長が見込まれるドローン市場に参入した。マグネシウム材による機体の軽量化やUWBを活用した高精度着陸システム、カスタムICの内製化など、車載部品で培った技術力を生かした独自のソリューションを提案している。
右肩上がりの着実な成長を続ける日本国内のドローン産業。測量や点検などドローンを運用するサービスだけでなく、機体部品の製造でも、異業種からの参入が増えている。2024年6月5〜7日の日程で、幕張メッセで開催された「Japan Drone 2024」に初出展した東海理化のその1社だ。
東海理化は、愛知県丹羽郡に本社を置く自動車部品メーカー。長年にわたって、自動車用のレバーコンビネーションスイッチなどのスイッチ類や電子キーシステムなどのセキュリティステム、ステアリングホイールなどのセイフティシステムの開発などを手掛けてきた。
展示ブースでは、自社の高度な技術力やアセットをドローン製造に活用するアイデアを披露。ドローン業界との協業を通じて、顧客や地域社会が抱える課題解決に取り組む考えを示した。
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