リバスタは、大林組が全面協力して開発した施工管理業務の標準化やノウハウ継承のサポートサービス「GENBATON」をリリースした。2025年3月までは、キャンペーン価格として1現場ごとに月額5000円で利用できる。
リバスタは2024年10月23日、施工管理業務の標準化やノウハウの継承をサポートするサービス「GENBATON(ゲンバトン)」の提供を開始したと発表した。2025年3月まではキャンペーン価格として、1現場ごと月額5000円(税別)で利用できる。
GENBATONは大林組が開発に全面協力し、建設業界の課題である担い手不足に対し、施工管理業務の標準化とノウハウ継承の2つのステップで課題解決を支援する。
1つめのステップでは、施工管理業務の標準化で、経験の浅い社員や派遣社員の早期戦力化の取り組みを支援する。同じ元請会社の中でも現場ごとに業務のやり方やルールが異なるため、経験の浅い社員や派遣社員が現場に着任するたびに教育やフォローを行う必要があり、教える側と教わる側の双方に負荷がかかっている。
そのため、GENBATONの利用で、一度習得した業務のやり方やルールが全国のどこの現場でも通用し、経験の浅い社員や派遣社員がいち早く現場での戦力となることを目指す。
2つめのステップとして、ベテラン社員から、経験の浅い社員へのノウハウ継承の取り組みをサポート。現場には経験豊富なベテラン社員が数多く存在する一方で、経験の浅い社員に対してノウハウを継承する機会は各現場でのOJT等に限られており、ノウハウの継承にばらつきがある。加えて、現場によっては教育に十分な時間が取れず、経験の浅い社員が業務習得に苦労することもある。
経験の浅い社員が着任した現場や地域に関わらず、GENBATONを通じてベテラン社員のノウハウに触れるようになる。
GENBATONのサービスは、書類管理サービス、施工計画サービス、出来高、歩掛管理サービスの3つで構成されている。
書類管理サービスは、現場書類の計画から保管までフロントローディング(初期段階で前倒しできる作業工程を進め、後工程の手戻りや手直しを減らすこと)で、書類業務を円滑に進められる機能だ。施工計画サービスは、施工計画立案や検討会、フォローアップなどで工種ごとの施工計画のノウハウ活用を可能にする。出来高や歩掛管理サービスは、各現場で収集した出来高や歩掛を他の類似現場の計画立案や管理にも使えるようにする。
GENBATONの利用料金は、2024年10月〜2025年3月の期間はリリース記念キャンペーンとして月額5000円(税別)/現場で提供し、2025年4月からは月額1万円(税別)/現場となる見通しだ。
リバスタでは今後も機能拡張を予定しており、直近では4つ目のサービスとして「施工図管理サービス」を2025年春頃に提供開始する予定だ。
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