J-POWERテレコミュニケーションサービスは、ミライ工事とともに、施工管理アプリ「ミライ工事DX」にアルコールチェックと運転日報の新機能を開発した。
J-POWERテレコミュニケーションサービス(JPTS)は2024年5月8日、ミライ工事が提供する施工管理アプリ「ミライ工事DX」のアルコールチェックや運転日報の機能をはじめとする点検機能を開発したと発表した。
ミライ工事DXアプリは、工事現場に関わる人員、重機や資材などのスケジュール管理をはじめ、現場とのコミュニケーション、点検表や日報、工事写真台帳の作成をクラウドで一元管理する施工管理アプリ。JPTSは、施工現場のDX推進の一環で、2022年7月からミライ工事のアプリを導入。もともと、高いセキュリティ機能を有したスマホアプリによる業務効率化を検討していたところ、ミライ工事アプリは、モバイル操作で現場写真に特化し、初見でも使いやすい点や協力会社をフリー招待できる点でユーザビリティが高く、利用者の声を反映して、毎週アップデートしていることを理由に採用を決めた。
今回、写真台帳作成の効率化を念頭に、さらなる業務効率化を実現するべく、ミライ工事と点検表機能を付加させた。
また、ミライ工事は、膜構造建築を施工する太陽工業からカーブアウトした企業で、同じ建設業界の一員として、業界の働き方改革などの課題にアプリ開発を通じて取り組む姿勢や志に共感したという。
共同開発では、JPTSが施工管理アプリのミライ工事DXにもともと備わっていなかったアルコールチェックや運転日報作成を実現する機能について、ミライ工事へ企画提案した。両社の役割は、ミライ工事DXの標準機能としてミライ工事が機能を開発し、JPTSが開発費用の支援とアプリを月額で利用する形をとった。
新たに実装したアルコールチェック機能は、写真撮影、貼付と申請、遠隔からの確認など。運転日報機能は、項目カスタマイズやリモートでの承認など。同時に、自社Excelレイアウトをそのまま利用できるカスタムExcel機能のアップデートも行った、
JPTSは、グループのJ-POWERグループ企業へ新機能を横展開し、高いセキュリティ機能を維持したままミライ工事DXを利用できるようにすることで、運転日報だけでなく、日常点検の点検表作成などの業務のペーパーレス化や業務効率化などのグループDXにつなげていく。
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