オリコはセレンディクスと共同で、3Dプリンタ住宅の購入を目的とした個人向けローンを開発した。利用上限額は1000万円、返済期間は最長15年。
オリエントコーポレーション(オリコ)は2024年4月10日、3Dプリンタ住宅メーカーのセレンディクスと連携し、「3Dプリンタ住宅ローン」を商品化したと発表した。オリコによると、3Dプリンタ住宅の購入を目的としたローン開発は国内で初めて。
セレンディクスは、2022年に10平方メートルタイプの「serendix10」、2023年に2人世帯向けの「serendix50」の販売を開始するなど、3Dプリンタ住宅の製品開発を進めてきた。一方で、3Dプリンタ住宅の国内での実績は少なく、適用できる住宅ローンはこれまでなかったという。
今回、オリコとセレンディクスが開始する「3Dプリンタ住宅ローン」は、セレンディクスが提供する住宅の購入を目的とした、個人向けの無担保消費性ローン。オリコが審査と保証業務を担い、地域金融機関がローンを提供する。利用上限額は1000万円、返済期間は最長15年と、3Dプリンタ住宅の価格に合わせてコンパクトに設定した。
2024年5月中旬からは法人、個人事業主向けに、3Dプリンタ住宅の購入を支援する小口事業性融資も開始する。上限金額は500万円、利用期間は最長5年。
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