ファンの応援が光の演出に変わる ユーザー参加型の照明演出、Vリーグで実証実験LED(1/2 ページ)

バレーボールVリーグ女子1部「久光スプリングス」の試合で、会場内の応援を光の演出に変える実証実験が行われた。演出にはパナソニック エレクトリックワークス社の「街演出クラウドYOI-en」を活用。今後、体験型の応援による来訪意欲への影響などを調べる。

» 2024年02月26日 15時01分 公開
[黒岩裕子BUILT]

 パナソニック エレクトリックワークス社は2024年2月10日と11日の2日間、佐賀県佐賀市のSAGAアリーナで、「街演出クラウドYOI-en(ヨイエン)」を使用したユーザー参加型演出の実証実験を行った。

 今回は、バレーボールVリーグ女子1部「久光スプリングス」の試合で、会場内の応援に連動して照明演出がバージョンアップする仕掛けを導入。実証を通して、参加型の応援による観客の来訪意欲への影響や、応援に利用するWebアプリの機能などを確認した。

観客の応援に連動して照明が変化し、会場が青く染まる演出を実施 観客の応援に連動して照明が変化し、会場が青く染まる演出を実施 筆者撮影

観客の応援に連動して照明演出が自動的に追従

オープニング演出スタート直後の照明は白。応援に連動して色が変化する オープニング演出スタート直後の照明は白。応援に連動して色が変化する
応援ボタンを連続タップして光の演出に参加する 応援ボタンを連続タップして光の演出に参加する

 YOI-enはクラウドを介して照明演出を制御できるプラットフォームだ。光の演出を通じて来訪者の体験価値を向上させ、事業者のイベント運営を支援する。これまでは主に屋外で、街のにぎわいを演出する用途で利用されてきた。

 今回の実証実験では、観戦者がインターネット経由で演出に参加し、応援を光の色や動きで可視化した。従来型の「見る」だけの演出から、操作、体感するという新たな体験への変化が、観戦者の来訪意欲に影響を与えるかを確認する。また、ユーザー参加型演出Webアプリに搭載する機能の過不足も検証した。

 参加方法は、まず、会場内で配布するチラシに記載されたQRコードをスマートフォンで読み込み、Webアプリにアクセスする。座席エリアや応援チーム、「推し選手」などを入力すると、画面上に応援ボタンが現れる。このボタンをタップして、光の演出に参加する。ボタンのタップ数に連動して照明の演出が自動的に追従し、会場を久光スプリングスのチームカラーである「スブリングブルー」に染める。また、体験後のアンケートに回答すると、チームのデジタルコンテンツがダウンロード可能だ。

実証実験の体制 実証実験の体制 提供:パナソニックエレクトリックワークス社
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