JAFは、信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況を調査した。2023年に一時停止した車は45.1%で、2022年の調査から5.3ポイント増となった。
日本自動車連盟(JAF)は、「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査(2023年調査)」の結果を発表した。
JAFは、2023年8月9日から9月20日の月曜日から金曜日(祝日除く)の10〜16時の間で、各都道府県2カ所ずつ(全国合計94箇所)の信号機が設置されていない横断歩道で、調査を実施した。調査対象台数は全国合計で7087台。
信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両のうち、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車は45.1%(3193台)となった。2022年の調査から5.3ポイント増となっており、2016年の7.6%と比較すると、割合としては6倍弱に達した。とはいえ、依然半数近くの車両が止まらない状況だ。
都道府県別では、長野県が84.4%となっており、最も一時停止をする割合が大きかった。次いで石川県が76.4%、栃木県が74.8%となっている。一方、最も一時停止をする割合が小さかったのは新潟県で、23.2%となった。次いで佐賀県が26.2%、大阪府および福井県が26.7%。
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