戸田建設と村田製作所は、ヘルメット取り付け型センサーを用いた「作業者安全モニタリングシステム」に新機能を追加した。危険エリア侵入検知機能とWi-Fi通信対応機能を新たに加えている。
戸田建設と村田製作所は2023年7月18日、ヘルメット取り付け型センサーを用いた「作業者安全モニタリングシステム」に新機能を追加したと発表した。危険エリア侵入検知機能とWi-Fi通信対応機能を新たに加えている。
危険エリア侵入検知機能は、村田製作所のアンテナ設計技術を用いた指向性ビーコンタグにより、エリア侵入を検知するものだ。侵入を検知した際には、ヘルメットセンサーにブザー通知する他、管理者にもメールで通知する。
ビーコンタグは、電池を交換せずに1年以上利用可能。セキュリティバーに容易に設置でき、職種ごとに侵入可否を設定できる。
また、Wi-Fi通信対応機能により、山間部やトンネル内、地下といったLTE圏外域でも利用可能となった(Bluetoothゲートウェイが別途必要)。戸田建設が施工した小諸村田製作所A2棟の建設現場にて試験的に運用し、機能の有効性を確認している。
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