大和ハウス工業は、2024年度以降に着工する全ての新築分譲マンション「プレミスト」にZEH-M仕様を採用すると発表。ZEH-M Oriented以上の仕様を採用する。
大和ハウス工業は2023年2月3日、2024年度以降に着工する全ての新築分譲マンション「プレミスト」にZEH-M仕様を採用すると発表した。全住戸で断熱性能基準をクリアし、住棟全体で一次エネルギー消費量を20%以上削減する「ZEH-M Oriented」以上の仕様を採用する。
同社では、全国でのZEH-M仕様のマンション開発・販売体制を整えるため、2018年10月以降、全国を7地域に分け各地域でZEH-M仕様の分譲マンション開発を開始した。さらに東京都練馬区の「プレミスト平和台」、大阪府大阪市西区のタワーマンション「プレミストタワー靱本町」において、断熱性の高い部材や高効率の空調設備などを導入。一般的な共同住宅と比較して、一次エネルギー消費量を20%以上削減できるZEH-Mの普及を推進してきた。
同社がZEH-M仕様のマンション開発を始めた2018年度には、新築分譲マンション全体に占めるZEH-M比率は1%であったが、2021年度には43%、2022年度には76%(予定)と段階的に高まっている。
同社の第7次中期経営計画では、2026年度に分譲マンションの開発においてZEH-M仕様の採用率を100%とする目標を掲げていたが、開発体制が整備できたことから当初目標から2年前倒しの2024年度から全棟でZEH-M仕様を採用した。
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