パナソニック ハウジングソリューションズは、環境に配慮した床材「サステナブルフロアー」をリリースする。基材にリサイクル材を使用したサステナブルボードや表面に植物由来のバイオマス塗料を採用。主力のベリティスフロアW/Sと同等の基本性能と人気の色柄をラインアップしているという。
パナソニック ハウジングソリューションズは2023年1月17日、環境に配慮した床材「サステナブルフロアー」を2023年4月3日に発売すると発表した。受注開始は2023年3月18日からを予定する。
パナソニックグループでは、CO2排出量の削減に対する貢献を「Panasonic GREEN IMPACT」と名付け、あらゆる領域でカーボンニュートラル社会の実現への貢献を目指している。
パナソニック ハウジングソリューションでも事業スローガン「Green Housing」を掲げ、人にも環境にも優しい暮らしの実現に取り組んでいる。製造過程で発生する木屑(くず)や木粉の木屑焚(だ)きボイラーでの活用やセメント製造時の補助燃料として木質廃材を再利用する「サーマルリサイクル」などの事業活動を展開している。
また、資源を無駄にしないことを目的とした森林未利用材や建築廃材を原料としたリサイクル材を2007年から業界に先駆けて床材に採用。施工性向上のための改良を現在に至るまで進めてきた。今回は、環境配慮型製品として、サステナブルフロアーを市場へ投入する。
パナソニック ハウジングソリューションは、CO2換算で床材1坪あたり約38キロの炭素を貯蔵できるサステナブルボードを日本ノボパン工業と共同開発。表面材の塗装には、再生可能な植物油脂由来の原料を使用したバイオマス塗料を業界で初めて採用した。
さらに、サステナブルフロアーの購入が森林保全や整備活動にも貢献することを体感できるような取り組みも進める。群馬県とパナソニック内装建材群馬工場が協業で管理する県有林協定地「ぐんま つむぎの森」の保全活動として、1坪購入あたり両手の手のひらサイズの大きさに割り当てられる。
サステナブルフロアーの特長は、基材にリサイクル材を使用したサステナブルボードと、表面に植物由来のバイオマス塗料を採用。環境貢献度合いを見える化できる「サステナブル体感書」を発行できる他、主力のベリティスフロアーW/Sと同等の基本性能と人気の色柄をラインアップしている。
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