東京の地場建設会社・豊和工業は、事業承継と新社屋建設に伴う新たな取り組みとして、職場環境のウェルビーイングを高めるため、多目的フロアや「働きやすさ」のための更衣室を設置した。将来は、取引先企業やパートナーも巻き込んだ若手社員や女性の土木技術者のコミュニティー活動の場として活用していく。
豊和工業は2022年12月20日、事業承継と新社屋建設に伴う新たな取り組みとして、職場環境のウェルビーイングを高めるべく、多目的ホールやトレーニングスペース、ウッドデッキバルコニーなどを備えた多目的フロアや「働きやすさ」のための更衣室を設置したと発表した。
豊和工業は、東京都大田区に本社を置く、地中線土木工事専門の元請会社。昭和40(1965)年の創業以来、高圧線の地中線新設を中心に、撤去や移設、設計など、都市機能の拡充に努めてきた。2022年には、新社長就任と新社屋完成が同時に行われ、新時代に向けた取り組みを実施した。
新社屋に整備した多目的フロア内のホールは、社内の会議室や研修としての利用はもちろん、懇親会やパーティーなどにも利用できる空間として設計。将来は、取引先企業やパートナーも巻き込んだ若手社員や女性の土木技術者のコミュニティー活動の場として活用したい考えだ。
多目的フロア内には、健康経営への取り組みの一環として、従業員専用のトレーニングスペースを配置。ウッドデッキバルコニーは従業員の憩いの場として、夏はバーベキュー、普段は業務スペースとしての利用も想定している。
更衣室は、土木技術者を含む新卒社員や女性社員の積極的な採用を行っていることから、それぞれの身だしなみへの配慮や働きやすさを求めたものとした。各更衣室にはシャワールームや洗面台、仮眠スペース、洗濯機を設置。1階には乾燥機も置き、業務終了後すぐにプライベート時間へ向かえるように配慮した。
またその他、各階に男女別トイレやバリアフリートイレやエレベーターを配置。各階にIHキッチンスペース、各フロアにアロマディフューザーもそれぞれ備えている。
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