ライカジオシステムズは、小型油圧ショベルで設計データを簡単かつ正確に利用できるマシンガイダンスソリューション「Leica iCON site excavator」をリリースした。小規模の溝掘りや整地の効率化と精度向上を目的に、小型油圧ショベル専用のマシンガイダンスを開発したという。
ライカジオシステムズは2022年11月10日、小型油圧ショベルで設計データを簡単かつ正確に利用できるマシンガイダンスソリューション「Leica iCON site excavator」を発表した。受注開始は2022年11月下旬、販売は同年12月中旬を予定する。
小型油圧ショベルは、限定されたスペースで正確かつ効率的に作業を行うことが求められており、ライカジオシステムズでは小規模の溝掘りや整地の効率と精度を高めることを目的として、小型油圧ショベル専用のマシンガイダンスを開発したという。
iCON site excavatorでは、新しいソフトウェアアプリケーションや新しいデュアルGNSS受信機、通信デバイスの3つを新しいコンポーネントとして導入。独立したソフトウェアや既存のiCON siteプラットフォーム内のアドオンとして使用できるため、マシンガイダンス、測量アプリケーションの新しいワークフローを実現可能にし、作業員が同じツールを用いて測量や整地作業、施工後の出来形チェックなど、多様な作業を実行できるようになる。
その他の特徴としては、スイングブームやチルトローテータ、チルトバケット機能をサポートするほか、分割画面の機能、マップ駆動の選択とナビゲーション、大型建機と同じ設計データを使用することによる現場の省力化などがある。
なお、iCON site excavatorは、幅広いサイズのiCONフィールドコントローラーで利用できるようになる予定で、そうなれば異なる現場やプロジェクト要件に合わせてより柔軟に対応可能になる。
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