デジタルサービスの提供を通じて建設現場のアップデートを目指すArchは、現場の建機レンタル品管理を全てデジタル化するサービス「Arch」の提供を開始した。
Arch(アーチ)は、建設現場の建機レンタル品管理を全てデジタル化する「Arch」を2022年9月14日、正式にリリースしたと発表した。サービスは建設会社と建機レンタル会社をつなぐアプリで、双方にコストダウンや工数削減、生産性向上などのメリットが見込まれる。
建設現場の建機レンタル品の管理は現在もなおアナログで行われているが、Archではこれらの業務を全てデジタル化。「一括見積」「オンライン自動発注」「在庫管理」といった着工前から竣工後までを一括でサポートする3つのサービスで構成し、建設会社とレンタル会社双方にメリットをもたらすサービスとなっている。
導入効果としては、建設会社は平均34%のレンタルコスト削減に加え、見積もり収集と比較に費やす期間も76.6%カットできる。レンタル会社でも、新規現場獲得に掛かる営業時間を2.5時間短縮。月にして約5万円の人件費を抑えられるだけでなく、飛び込み営業自体がなくなることで、営業担当者の心理的負担の軽減効果も得られるとしている。
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