新商品・海外商品エリアでは、中国や台湾、インドネシア、ベトナム、トルコ、サウジアラビア、インド、タイで展開している配線器具だけでなく、EXTRAシリーズの「メタルプレートハンドル」や結線方法を改め施工性をアップしたCLA-CHICシリーズの「タンブラスイッチ」といった新商品をディスプレイ。
ものづくりエリアでは、津工場の仕上げ技術を体感できる部品をはじめ、パナソニックが開発した配線器具のスイッチ構造と端子構造の変遷や設計、燃えにくい樹脂、緩みにくく迅速に配線器具を取り付けられる速結端子などを実物とパネルで紹介。さらに、津工場の生産工程を説明したパネルとパナソニック EW社製電動工具「EXENA(エクセナ)」シリーズの商品を展示している。
配線器具製造棟の見学会では、金属部品加工生産エリアの金型保全工程、出荷検査工程、高速銀接点かしめ工程、マルチフォーミング工程、成形加工エリアの圧縮成形工程、射出成型工程、一貫自動組み立てエリアのコンセント組み立て工程、スイッチ組み立て工程、検査・梱包工程を披露した。
金属部品加工生産エリアでは、電気を通す部品を材料から製造し、画像を用いた自動検査で不良品の流出を防ぎつつ、0.04秒あたり1個の高速生産を実現している。
マルチフォーミング工程では、金属板を多方向から折り曲げ、連結端子構造の重要部品となる錠ばね部品を生産しており、良品だけをふるいにかける選別技術で、高品質な部品作りを達成。一貫自動組み立てエリアでは、0.7秒当たり1個というスピードで多くの部品を組み立て、同時に性能検査も行い、高品質な配線器具を完成させている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.