2022年開業の配線器具ショウルームと配線器具工場を披露、パナソニック EW社製品動向(3/4 ページ)

» 2022年11月08日 07時00分 公開
[遠藤和宏BUILT]

配線器具を確認可能なエリアも用意

 Trust Factory TSUは、津工場のショウルームをリニューアルした施設で、「ウエルカムエリア」「歴史エリア」「住宅商品エリア」「非住宅商品エリア」「新商品・海外商品エリア」「ものづくりエリア」で構成される。

 ウエルカムエリアでは、1970年に発売された「フルカラーシリーズ」、2000年にリリースされた「コスモシリーズワイド21」、2017年に販売開始された「CLA-CHICシリーズ」、ADVANCEシリーズ、SO-STYLEシリーズなど、パナソニックが上市してきた配線器具が展示されている。

「Trust Factory TSU」
「Trust Factory TSU」のウエルカムエリア

 歴史エリアでは、大正〜昭和初期の「電灯器具時代」や昭和初期の「第1次電化ブーム時代」、昭和中期の「第2次電化ブーム時代」、平成の「情報化到来の時代」の部屋を再現したモデルルームをディスプレイしている他、各時代でパナソニックが発売してきた配線器具を披露している。

「第1次電化ブーム時代」のモデルルーム
「第2次電化ブーム時代」のモデルルーム
「情報化到来の時代」のモデルルーム
大正時代から現在に至るまでにパナソニックが販売してきた配線器具を展示

 住宅商品エリアでは、対象のエリアに人が入るとセンサーで感知し照明器具を点灯する「かってにスイッチ」やスマートフォンの充電に役立つ「埋込[充電用]コンセント」、Bluetooth接続に対応しスマートフォンで照明器具を操作できる「アドバンスシリーズ リンクプラス スイッチハンドルタイプ」を設置した。

「かってにスイッチ」の概要文(左)と本体(右)

 加えて、指先で触れるだけで調光操作が行える「アドバンスシリーズ リンクプラス タッチ LED調光スイッチ」、手をかざすだけで照明器具のオン/オフが実施可能なアドバンスシリーズ 非接触スイッチ、異常な過熱を検知して電気火災を未然に防ぐ感熱・トラッキング お知らせコンセントといった配線器具を展示している。

「アドバンスシリーズ リンクプラス スイッチハンドルタイプ」の本体(左)と概要文(右)
ドライヤーを用いた「感熱・トラッキング お知らせコンセント」のデモンストレーション設備も配置

 非住宅商品エリアでは、机上の配線をまとめられるDC電源用配線ダクト「DCライン」、スマホとタブレットの充電に使えるカバー付き露出コンセント「充電用USBコンセント」、対象エリアにおける人の動きをセンシングした時に熱線センサーで検知し照明をオン/オフするAIを搭載した「[天井取り付け]熱線センサー付き自動スイッチ」などの配線器具を設置。さらに、配線器具の裏側を確かめられるエリアも用意している。

DC電源用配線ダクト「DCライン」
「[天井取り付け]熱線センサー付き自動スイッチ」
配線器具の裏側を確かめられるエリア

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