国土交通省とNEDOは、CO2を固定化し収支をマイナスにするコンクリートを使用した埋設型枠の試行工事を実施する。試行結果を研究開発にフィードバックすることで、さらなる研究開発や社会実装を図る。
国土交通省とNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は2022年9月6日、CO2を固定化し収支をマイナスにするコンクリートを使用した埋設型枠の試行工事を実施すると発表した。
両者は、高知県高岡郡における国土交通省直轄の「令和3〜4年度 日下川新規放水路管理道整備工事」にて同コンクリートを一部用いる。
日下川新規放水路の作業坑を管理用通路として整備するにあたり、コンクリートを充填する。その際、側面の型枠にCO2を固定化し収支をマイナスにするコンクリートを使用する。対象となる箇所は高さ約3.6メートル、延長約12メートルで、2面となっている。
試行結果を研究開発にフィードバックすることで、CO2排出削減や固定量を最大化するコンクリートのさらなる研究開発につなげるとともに、開発したコンクリートの社会実装を目指す。
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