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» 2019年09月17日 10時00分 公開

i-Construction推進コンソーシアム(第5回 企画委員会):フィンランドのICT施工事例、建設機械のオペレーターがBIMデータを活用 (1/3)

国土交通省は2019年7月17日、都内で「i-Construction推進コンソーシアム(第5回 企画委員会)」を開催し、現場でのICT活用の導入状況やICT施工の海外事例としてフィンランドの鉄道工事などを説明した。

[遠藤和宏,BUILT]

 国土交通省は2019年7月17日、東京都千代田区の中央合同庁舎3号館で、「i-Construction推進コンソーシアム(第5回 企画委員会)」を開催。建設業界の生産向上に向けた取り組みの現状とその分析結果やICT施工の海外事例などを紹介した。

2020年度に舗装修繕工へICT施工を整備

i-Construction推進コンソーシアム(第5回 企画委員会)

 まず、建設業界の生産性向上に関する取り組みについて事務局の担当者が説明。それによると、港湾・空港を除く直轄土木工事では、およそ7割で、BIM/CIMやICTを活用した施工が行われている。港湾工事でも、浚渫工で生産性を高める取り組みが運用されており、今後、その他の工種でも拡大を予定している。

2015年度の国土交通省直轄土木工事の内容と生産性向上の取り組み 出典:国土交通省

 2019年度のICT施工の状況は、道路改良工事が法面工で、築堤・護岸工事がICT土工(河床掘削)で適用となった上、両工事とも地盤改良工、付帯構造物設置工でも整備された。いずれも全体に占める割合が大きい工種を中心にICT施工やコンクリート工の標準化の整備を進めるとともに、BIM/CIMの使用の幅を広げ、効率化を後押ししている。

2015年度の道路改良工事の工種別内訳とICT施工やコンクリート工の適用状況
2015年度の築堤・護岸工事の工種別内訳とICT施工適用状況 出典:国土交通省

 維持・修繕工事は、2018年度から橋梁(きょうりょう)・トンネルの定期点検要領の改訂に伴い、ドローンなどの点検支援技術を活用。2020年度に舗装修繕工へICT活用が行えるように、現在、基準などを整えている。

2015年度の維持・修繕工事の工種別内訳とロボットの活用状況 出典:国土交通省
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