渡邊倉庫は、京都品川区南大井4丁目で、グループ会社で使用していた保有資産を活用し、有料老人ホームと店舗で構成される複合施設「(仮称)W南大井」の開発を進めている。
渡邊倉庫は、東京都品川区南大井4丁目で、有料老人ホームと店舗で構成される複合施設「(仮称)W南大井」の開発に着手したことを2022年6月8日に発表した。
W南大井は、重量S造地上6階建てで、1階の店舗区画と2〜6階の有料老人ホームから成る。店舗区画には、地域に新たな賑(にぎ)わいを創出するとともに地域住民の生活利便向上に貢献する店舗を誘致する。
有料老人ホームは、総戸数が77戸で、運営会社と渡邊倉庫が協力し敷地内に防災井戸やかまどベンチなどを設け、入居者と周辺地域の災害拠点としても役立つようにする見通しだ。環境配慮に関して、建物の各所に緑化を行うことで、内部と外部から緑を感じられるようにするとともに、地域の景観形成に貢献するファサードデザインに仕上げる。
加えて、施設内には、太陽光発電設備、電気自動車充電設備を配置し、居室部にLow-Eガラスを効果的に採用することで、環境保護と快適な暮らしを両立する。なお、今回のプロジェクトは、渡邊倉庫のグループ会社で使用していた保有資産を活用した開発となる。
W南大井は、重量S造地上6階建てで、延べ床面積は約4200平方メートル。所在地は東京都品川区南大井4丁目9-5、9-9(地番)で、敷地面積は約1500平方メートル。用途は有料老人ホームと店舗。設計・施工・監理はスターツCAMが担当し、竣工は2023年5月を予定している。
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