国土交通省では、2022年7月1日からICT建設機械及び建設機械に後付けでICT建設機械として機能させるICT装置群を認定し、公表することで、ICT施工をより普及させて建設現場の生産性向上を図るため、ICT建設機械等認定制度の申請受付を開始した。
国土交通省は、2022年7月1日からICT建設機械等認定制度の申請受付を開始した。
同制度は、国土交通省が一定の機能を持つ建設機械および後付け装置を「ICT建設機械等」と認定・公表する。中小建設業を含めた、施工業者が安心してICT建設機械を選定・導入できるようにする狙いだ。
初回申請受付は2022年7月1〜29日。同年9月中に初回認定を予定しているが、申請数によっては遅れも想定されるという。また申請受付開始当初は多数の申請が想定されるため、初回申請期間を設けたが、初回認定以降は随時、申請受付を行っていく。
申請方法は「ICT建設機械等の認定に関する規程」を確認し、規定の様式に入力の上、申請先の国土交通省公共事業企画調整課 施工調整係に電子メールを送り提出する
国土交通省では、建設生産システム全体の生産性向上を図り、魅力ある建設現場を実現させるために、ICT等を用いた効率的な施工を目指す「i-Construction」を2016年(平成28年)度から推進している。
ICT施工は、直轄工事で対象になり得る工事のうち約8割で実施されているが、中小建設業への普及拡大が課題となっていた。
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