野村不動産は、旭化成不動産レジデンス、NTT都市開発、長谷工不動産、長谷工コーポレーションとともに、「錦二丁目7番第一種市街地再開発事業」の一環で、愛知県名古屋市中区錦二丁目で開発を進めていた新築分譲マンション「プラウドタワー名古屋錦」が竣工したことを公表した。プラウドタワー名古屋錦に関しては2020年2月から分譲を行っている。
野村不動産は、旭化成不動産レジデンス、NTT都市開発、長谷工不動産、長谷工コーポレーションとともに、「錦二丁目7番第一種市街地再開発事業」の一環で、愛知県名古屋市中区錦二丁目で開発を進めていた新築分譲マンション「プラウドタワー名古屋錦」が2022年3月に竣工したことを同月15日に発表した。
開発地は、「名古屋」駅から約1.5キロの場所にあり、地下鉄桜通線/鶴舞線「丸の内」駅と地下鉄東山線/鶴舞線「伏見駅」から徒歩3分以内の距離に位置し、名古屋市が目指している「2核1軸構造※1」の名駅エリアと栄エリアをつなぐ伏見エリアに立地する。
※1 2核1軸構造:JR、名鉄、近鉄などが結節する広域的交流拠点である「名古屋駅地区」と、都心における商業拠点である「栄地区」の2核を、広小路通などの東西軸が結節させ、回遊性を向上させることによって賑わいを創出する構造。
開発地がある錦二丁目地区は、以前に日本三大繊維問屋街に数えられるほどの発展を遂げたが、産業・流通構造の変化などで、現在は空きビルや駐車場が増加し、まちの空洞化が進んでいる。
上記のような状況を踏まえて、近年、まちの活力を取り戻すべく、地元住民や企業が「錦二丁目まちづくり協議会」を設立し、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」や「ゑびす祭」といったイベントを継続的に行っている他、都市の低炭素化に貢献する低炭素モデル地区事業に向けた活動が多面的に進められてきた。
さらに、地元の住民や企業が、まちの将来像として、「これからの錦二丁目長者町まちづくり構想2011〜2030』(以下、「まちづくり構想」)」を策定し、これまでまちが持っていた機能に、居住機能などが付加され、複合市街地となることを期待している。
錦二丁目7番第一種市街地再開発事業では、「まちづくり構想」の実現に向け、錦二丁目地区の再生と活性化を目的に掲げている。今回の事業はA棟とB棟の開発で構成されている。
A棟は、RC造(一部S造)地下1階/地上30階建てで、1〜2階に商業施設「オリマチ」が、3〜4階に新築賃貸マンション「アトラスリベルタ名古屋錦」が、5〜30階に新築分譲マンションのプラウドタワー名古屋錦が入居する。オリマチには、物販店、飲食店、クリニック、カフェなどが入居している。
B棟は、地上5階建てで、1階にスーパーマーケットが入居し、2〜5階は136台の乗用車が駐車可能な駐車場となっている。
プラウドタワー名古屋錦は、A棟の5〜30階に位置し、延べ床面積は4万5076.68平方メートル。総戸数は360戸(内非分譲20戸)で、間取りは1〜4LDK、専有面積は51.01〜161.21平方メートル。
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