コプロ・エンジニアードは、同社に所属する全国の建設エンジニアを対象に、Webアンケート調査を実施。女性エンジニアの77.6%が、現在の職場は「女性にとって働きやすい」と回答した。
コプロ・エンジニアードは、同社に所属する全国の建設エンジニアを対象に、2022年1月24〜10日の期間で、Webアンケート調査を実施。男女478人から回答を得た。その結果、全体では61.7%、女性だけでは77.6%が、現在の職場は「女性にとって働きやすい」と回答した。
「女性が働きやすい」と回答した女性の割合が高い理由は、同社の女性エンジニアは女性が働きやすい環境が整っている大手ゼネコンの職場に配属されるケースが多いことも理由だという。女性の職種別で「女性が働きやすい」と答えた割合は、建設現場が中心の「施工管理者」は74.5%、デスクワークが中心の「CADオペレーター」は80.8%、「その他」は75.6%となった。
現在の職場が女性にとって"働きやすい"または"働きにくい"と答えた理由について、働きやすい理由については「会話が多くても何も言われない」「女性特有の面倒な人間関係がない」一方、働きにくい理由については「日々の体調について伝えづらい」「女性同士の人間関係」「年配者からのハラスメント行為」などの回答が挙がった。
建設業界で女性が働きやすくするにはどうすればよいか、との問いには「男女別の更衣室・トイレなどの整備」「女性技術者を増やす」「働く人の意識を変える・偏見やハラスメントを無くす」「職場を清潔にする・衛生面を向上させる」が上位に挙げられた。
建設現場で女性がもっと働きやすくするためにどうすればよいか、を自由回答で尋ねたところ「意識改革の必要性」に関する意見が目立った。建設業界では長く男性中心の職場環境が続いていたため、男性中心の意識が根強く残っており、女性の働きやすさにとってネックとなっている。他にも「相談しやすい体制」や「服装・装備」「ステップアップの見える化」「女性チームによる改善活動」などの意見が挙げられた。
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