クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドは、茨城県つくば市でプロジェクト「(仮称)LFつくば新築計画」を進めるシングルランプウェイ付きマルチテナント型物流施が2022年4月に着工することを公表した。
グローバル不動産総合サービス会社のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は、グループ傘下のC&W・アセットマネジメントがつくばファシリティ特定目的会社を通じて、茨城県つくば市で物流施設の開発用地を取得したことを2021年8月2日に発表した。
開発地は、つくばエクスプレス「つくば」駅から約3.5キロの場所にあり、首都圏中央連絡自動車道「つくば中央インターチェンジ(IC)」から約8キロで、常磐自動車道「桜土浦IC」から約8キロ、同「土浦北IC」から約9.5キロ、同「谷田部IC」から約13キロのエリアに位置する。
さらに、茨城県内の地域配送拠点に適し、圏央道と常磐道を使用することで、首都圏と東北方面への広域輸送拠点にも使える。加えて、つくば市は、学術研究都市として発展してきたことから、開発地の周辺には、住宅、商業施設、大学・研究機関などが集積しており、雇用を確保しやすい。
また、物流施設の建設プロジェクト「(仮称)LFつくば新築計画」で、シングルランプウェイ付きのマルチテナント型物流施設を開発する。建物は、外壁にサンドイッチパネルを採用し、断熱性と耐久性を高める。環境配慮に関しては、建築環境総合性能評価システム「CASBEE」で「Aランク」の認証を取得し、太陽光発電会社と協力して、屋根に太陽光発電設備を設ける。
建物は、S造の地上5階建てで、延べ床面積は7万957平方メートル。所在地は茨城県つくば市さくらの森25番2で、敷地面積は3万735平方メートル。コンストラクション・マネジャーはフクダ・アンド・パートナーズが担当し、着工は2022年4月で、竣工は2023年7月を予定している。
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