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» 2021年10月29日 07時00分 公開

北海道恵庭市で延べ2.4万m2の物流施設が着工、外気を利用した温度管理システムを導入リテール&ロジスティクス

横浜冷凍は、北海道恵庭市で2023年5月の竣工に向け延べ2.4万m2の物流施設「恵庭スマート物流センター(仮称)」の開発に着手した。

[BUILT]

 横浜冷凍は、北海道恵庭市で計画を進めていた物流施設「恵庭スマート物流センター(仮称)」が2021年10月14日に着工したことを発表した。

太陽光発電システムと大容量リチウムイオン蓄電池を導入

 開発地の恵庭市は、札幌市と新千歳空港のほぼ中間に位置し、道内の主要都市をつなぐ幹線道路が交わり、物流拠点の立地として適している。さらに、海路と空路の玄関口である苫小牧港や新千歳空港へのアクセスに優れていることから、周辺には食品メーカーの生産工場が多く、道内産食品や原料の集積地として有名だ。

 同社は、恵庭スマート物流センターを北海道内に展開している6つの冷蔵倉庫と連携することで、道内物流ネットワークの強化を図り、スマートコールドサービスの実現を目指す。

「恵庭スマート物流センター(仮称)」の完成イメージ 出典:横浜冷凍プレスリリース

 建物には、北海道地区で太陽光発電システムと大容量リチウムイオン蓄電池を導入し、発電したエネルギーを冷蔵倉庫内の冷却および倉庫内・事務所棟の照明や電源に使用する。今回の施設で利用する社用車には電気自動車(EV)を採用し、太陽光発電システムと蓄電池を連携させた充電ステーションを設ける。充電ステーションは、災害による停電時に非常用電源として使えるようにする。

 庫内の冷却設備には、省エネ型自然冷媒冷凍機を導入する他、北海道の気候を生かし、冬季には外気を利用してC級室の温度管理が行えるシステムも取り入れ、CO2排出量などを減らす。

恵庭スマート物流センターの概要

 恵庭スマート物流センターは、RC造3階建ての倉庫棟とS造2階建ての事務所棟で構成され、総延べ床面積は2万4087平方メートル。所在地は北海道恵庭市戸磯445−1で、敷地面積は1万7525平方メートル。収容能力は3万543トンで、内訳は、庫内のF級室が2万4999トン、C&F級室が4383トン、C級室は1160トン。竣工は2023年5月を予定している。

「恵庭スマート物流センター(仮称)」の起工式であいさつする横浜冷凍 代表取締役会長 吉川俊雄氏 出典:横浜冷凍プレスリリース
「恵庭スマート物流センター(仮称)」の位置図 出典:横浜冷凍プレスリリース

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