東京建物は、稼働中のオフィス5物件(新宿センタービル、東京建物仙台ビル、エンパイヤビル、横浜ファーストビル、日本橋TIビル)について「DBJ Green Building認証」を取得したことを発表した。
東京建物は2021年8月31日、稼働中のオフィス物件について「DBJ Green Building(グリーンビルディング)認証」を取得したことを発表した。認証取得したのは、新宿センタービル、東京建物仙台ビル、エンパイヤビル、横浜ファーストビル、日本橋TIビル。
「DBJ Green Building認証」とは、不動産を通じた環境への取り組みを評価する制度で、2011年に日本政策投資銀行により創設された。環境・社会への配慮がなされた不動産について、環境性能のみならず、テナントや地域との連携、耐震性能なども含めて総合的に評価し、優れている物件に対して5段階のランクで認証を付与するものだ。
今回認証取得した物件の評価ランクは、新宿センタービル、東京建物仙台ビル、エンパイヤビルが「極めて優れた環境・社会への配慮がなされた建物」として4つ星を獲得、横浜ファーストビル、日本橋TIビルが「非常に優れた環境・社会への配慮がなされた建物」として3つ星を獲得した。
同社は脱炭素社会の実現に向けて、温室効果ガス(GHG:Greenhouse Gas)排出量削減の中長期目標を設定し、CO2排出量を2030年度までに40%削減(2019年度比)、2050年度までにネットゼロを目指しており、目標達成に向けた具体的なアクションの1つとして同認証の取得を掲げている。これまでに、大手町タワー、東京スクエアガーデン、中野セントラルパークサウス、Hareza Towerなど計9物件についても認証を取得してきた。
同社は今後、再生可能エネルギーの導入やZEBおよびZEHの開発をはじめ、2030年度までに開発する全ての新築オフィスビルや物流施設において同認証の取得を目指すとしている。
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