三井不動産は、SG リアルティとともに、福岡県糟屋郡粕屋町で、賃貸用BTS型物流施設「MFLP・SG リアルティ福岡粕屋」の開発を進めている。MFLP・SG リアルティ福岡粕屋は、日立物流九州の専用施設として、既に一棟全体の賃貸借契約を締結している。
三井不動産は、SG リアルティとともに、共同事業として計画を進めていた賃貸用物流施設「MFLP・SG リアルティ福岡粕屋」が2021年8月1日に着工したことを発表した。
開発地は、九州自動車道「福岡インターチェンジ(IC)」から約1キロの場所にあり、福岡県の都市部や九州広域への配送が可能な立地。さらに、JR九州篠栗線「門松」駅から徒歩17分と従業員の通勤利便性も良く、庫内作業の人材募集で他の施設と比べて優位性がある。
MFLP・SGリアルティ福岡粕屋では、佐川急便が営業所として利用していた敷地を再開発し、地上4階建ての物流施設とする。倉庫の梁(はり)下有効高さは6.5メートルとし、多くの荷物を保管可能。
環境配慮に関して、全館にLED照明を採用し、非常用発電機を備え、環境やBCPに配慮した施設とする。加えて、日立物流九州の意見を反映し、各フロアに休憩コーナーを設置して快適性を向上し、会議室や応接室も整え、ワークプレースとしての利便性と効率性を高める。
MFLP・SG リアルティ福岡粕屋は、S造地上4階建てで、延べ床面積は約3万6100平方メートル。所在地は福岡県糟屋郡粕屋町で、敷地面積は約1万7900平方メートル。設計はフクダ・アンド・パートナーズが、施工は三井住友建設がそれぞれ担当した。着工は2021年8月1日で、竣工は2022年9月を予定している。
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