不動産経済研究所は、全国における高層マンションの計画や完成予定年次を調査し、「超高層マンション動向 2021」にまとめた。超高層マンション動向 2021によれば、2021年以降に完成予定の超高層マンションは280棟・10万9908戸とみられていることが判明した。
不動産経済研究所は、全国における高層マンションの計画や完成予定年次を調査し、「超高層マンション動向 2021」として2021年4月27日に発表した。
超高層マンション動向 2021によれば、20階建て以上の超高層マンションは、2019年に63棟・1万7039戸が完成した。内訳は、首都圏は28棟・8547戸、近畿圏は18棟・5239戸、その他は17棟・3253戸だった。2020年に42棟・1万1991戸が竣工した。内訳は、首都圏は21棟・7577戸で、近畿圏は8棟・1688戸、その他は13棟・2726戸。
全国で2021年以降に完成の超高層マンションは280棟・10万9908戸と想定されている。内訳は、首都圏は173棟・8万1825戸、近畿圏は46棟・1万4826戸、その他は61棟・1万3257戸となる見込みだ。
具体的な超高層マンションの完成予定年次は、2021年は47棟・1万4977戸で、2022年は52棟・1万6475戸、2023年は57棟・2万495戸、2024年は29棟・1万962戸、2025年以降は95棟・4万6999戸と予想されている。
エリア別では、首都圏で2021年以降に竣工が予定されている超高層マンションは173棟・8万1825戸。地域別では、東京23区は118棟・5万9297戸、都下は10棟・4421戸、神奈川県は22棟・9958戸、埼玉県は11棟・3429戸、千葉県は12棟・4720戸となる。
完成予定年次は、2021年は26棟・8587戸、2022年は20棟・9781戸、2023年は29棟・1万3172戸、2024年は17棟・7086戸、25年以降は81棟・4万3199戸。
近畿圏で2021年以降に完成する超高層マンションは46棟・1万4826戸と想定されている。地域別では、大阪市内は31棟・9911戸、大阪府下は7棟・2147戸、兵庫県は6棟・1820戸、京都府は2棟・948戸。
その他のエリアで2021年以降に完成予定の超高層マンションは、福岡県は10棟・3055戸、北海道は9棟・2298戸、愛知県は7棟・1337戸、宮城県は5棟・992戸、岡山県は2棟・803戸、愛媛県は3棟・584戸。
そして、岐阜県は2棟・530戸、広島県は4棟・504戸、茨城県は2棟・394戸、長崎県は2棟・372戸、栃木県は3棟・371戸、群馬県は2棟・353戸、福島県は2棟・300戸、熊本県は1棟・230戸、鹿児島県は1棟・210戸。次に、富山県は1棟・200戸、静岡県は1棟・194戸、山形県は1棟・171戸、大分県は1棟・170戸、青森県は1棟・99戸、香川県は1棟・90戸。
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