スマートコンストラクションを強力に推進するコマツだが、そのためには現場のデータが重要になる。今展では、データ取得のための機器やソリューションも展示した。
データ取得に関するソリューションとしては、まずドローンがある。出品したドローンは、現場の状況をスピーディーにデータ化することを目指して開発された機体。20Mピクセル(2000万画素)のカメラを装備し、事前に設定したルートに沿った自動飛行ができる。上空から撮影した際に認識できる地上基準点(GCP:Ground Control Point)となる対空標識の配置も不要だ。
通常、ドローンが撮影した画像を点群データ化する処理には時間がかかる。これを解決するのが、「エッジボックス(Edge Box)」だ。
エッジボックスは、画像処理技術で有名な米NVIDIAのGPUを搭載した画像処理に特化したエッジコンピュータだ。画像の量や状態にもよるが、ドローンが撮影した画像をSDカードでエッジボックスに移すと、AIによって数時間かかっていた画像処理がわずか数分で終了する。
ちなみに、エッジボックスにはマルチGNSSに対応した測量装置の機能も搭載されている。このため、ドローンの画像変換以外にも現場で活用できる。
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