野村不動産は、埼玉県越谷市で開発を進めていた高機能型物流施設「Landport 越谷」が2021年5月末に竣工したことを公表した。Landport 越谷は、物流業務の効率化をサポートするトラック予約受付サービス「MOVO Berth」や消費電力削減に貢献する「人感センサー付き照明」をLandport シリーズで初導入している。このようなサービスや施設の設計が評価され、関東圏を中心に物流事業を展開する拓洋による一棟利用が決定している。
野村不動産は、埼玉県越谷市で計画を進めていた高機能型物流施設「Landport 越谷」が2021年5月末に竣工したことを同年6月16日に発表した。
計画地は、東京外環自動車道「草加インターチェンジ(IC)」から約7.7キロの場所にあり、東北自動車道「浦和IC」から約11.9キロで、常盤自動車道へのアクセスもスムーズなエリアに存在し、首都圏全域や東北、関越、常盤、千葉といった各地域への配送にも応じられる。
倉庫の1〜3階には、全面に防火シャッターを採用しており、柔軟なレイアウト設計が可能。電動シャッター開口時の有効高は5.2メートルを確保し、ウイング車がウイング開放時でもシャッターと接触しない高さを用意している。3〜4階には、作業用空調を実装し、快適な労働環境を構築した。
また、トラック待機台数の削減を目指し、Hacobuのトラック予約受付サービス「MOVO Berth」をLandportシリーズで初導入。庫内には、消費電力を削減する人感センサー付き照明も採用し、環境配慮として太陽光発電パネルも設置した。
Landport 越谷は、RC+S造4階建てで、延べ床面積は3万6005.73平方メートル。所在地は埼玉県越谷市流通団地2-3-8で、敷地面積は1万2999.67平方メートル。
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