世界貿易センタービルディング、鹿島建設、東京モノレール、東日本旅客鉄道は、浜松町駅西口で開発を進める「都市再生特別地区(浜松町二丁目4地区)A街区」における都市計画の変更手続きを開始したことを発表した。社会的背景や周辺環境の変化に対応し、さらなる都市再生貢献や浜松町駅前の魅力・価値向上に取り組む。
世界貿易センタービルディング、鹿島建設、東京モノレール、東日本旅客鉄道は、浜松町駅西口で開発を進めている「都市再生特別地区(浜松町二丁目4地区)A街区」における都市計画の変更手続きを開始したことを発表した。
同プロジェクトは、2013年3月に都市計画決定の告示を受けているが、その後の社会的背景や周辺環境の変化への対応、さらなる都市再生貢献や浜松町駅前の魅力・価値向上に取り組む。
今回、当初の計画案の交通結節機能の強化、国際交流拠点の形成、交通結節点における防災機能の強化と環境負荷低減に加え、一部発展させる形で、新たな観光拠点および都心型MICE拠点の形成、防災性向上と環境負荷低減への一層の取り組みを実施する。
具体的な変更内容として、建物低層部の緑化計画を見直し、旧芝離宮恩賜庭園や隣接街区・大門通りなど、周辺環境との緑の連続性を強化する。
浜松町の「陸・海・空の玄関口」ともいわれる立地特性を生かし、同エリアだけでなく、東京をはじめとする日本各地の魅力を、多言語で訪日外国人旅行者に情報発信する。各観光地への理解度や興味関心の向上、現地への訪問意欲の向上、日本への再訪意欲の喚起を図ることが狙いだ。
レジャーとビジネス両面の訪日外国人の短期滞在ニーズに対応した国際水準の宿泊施設を整備することで、浜松町駅周辺エリアのMICE 開催地および観光地としての魅力向上、地域ブランド醸成に寄与する。MICE主催者の視察受け入れやエリアの魅力のプレゼンテーション、事務所機能などに活用するDMOの活動拠点の整備などに取り組む。
変更対象のA街区は、敷地面積約 2万1000平方メートル、建物の延べ面積が約31万4000平方メートルであり、2029年度完工予定だ。
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