三和建設は、協力会社のうち建設現場で働く作業従事者151人を対象に、インターネット上で、熱中症に関する意識調査を実施した。調査結果によれば、新型コロナウイルス感染症の影響によるマスク着用で以前より熱中症のリスクを感じている人が全体の93.4%に達することが判明した。
三和建設は、協力会社のうち建設現場で働く作業従事者151人を対象に、インターネット上で、熱中症に関する意識調査を2021年6月1〜10日に行い、同月24日にリサーチの結果を発表した。
調査結果によれば、「熱中症になったことはあるか」と、対象者に聞いたところ、「ない」と答えた人は全体の62.9%で最多だった。次に、「何らかの不調を経験したことがある」は23.2%で、「ある」は13.9%となり、約3人に1人が仕事中に熱中症になるか、もしくは熱中症による何らかの不調を経験したことがあることが判明した。
「ある」「何らかの不調を経験したことがある」と答えた対象者に、「どんな症状だったか」と複数回答可能の条件で尋ねたところ、「頭痛」と返答した人は23人で最も多かった。次いで、「気分の不快」は22人、「体温の上昇」は19人、「倦怠感・虚脱感」は18人、「吐き気」は15人となった。
「マスク着用で以前より熱中症のリスクを感じるか」と対象者に質問したところ、「はい」と答えた人は全体の93.4%で、「いいえ」とした人は6.6%だった。
「熱中症対策として実践していることは何か」と対象者に複数回答可能の条件で聞いたところ、「小まめな水分補給」と答えた人は全体の98.7%で半数を超えた。次いで、「塩分、ミネラルを含む食べ物・飲み物を摂取する」は83.4%、「十分に睡眠をとる」は76.8%、「通気性の良い服を着る」は58.9%となった。
調査時期:2021年6月1〜10日
調査対象:協力会社のうち建設現場で働く作業従事者
調査手法:インターネットによるアンケート調査
アンケート回収数:151人
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