本橋氏は、「レベル4に限らず、どのレベルの飛行でもドローンの利活用で大切なのは安全運行。つまり、ドローン使用中に絶対に事故は起こさないことが絶対条件で、JADAでは安全管理に重点を置いている」とした。
一方、岩田氏は、レベル4の飛行が可能な社会では、パイロットが一人称視点で映像を見ながら操縦する“FPV(First Person View)”の目視外飛行が実現すると話す。「モニターを見ながら座ってドローンを操作できるようになるので、身体が不自由な方々も含め、いろいろな人たちの活躍の場も広がる」と期待を示した。
最後に進行役の加藤氏は、都市部におけるドローン開発について、「今回はこの4者で共同研究を始めたが、将来的には“都市ドローン研究開発コンソーシアム”ができるのが理想」と構想を語った。国・自治体・事業者などが連携して、都市ドローン研究開発コンソーシアムを設立し、特区などの申請を行い、実証実験のための規制緩和に向けた協議・調整を行う組織設立を目指すという。
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