積水ハウスは、2020年度の新築戸建住宅におけるネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の比率が91%になったことを発表した。
積水ハウスは2021年4月26日、2020年度の新築戸建住宅におけるネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の比率が91%になったことを発表した。第5次中期経営計画(2020年度〜2022年度)最終年度までの目標である90%を前倒しで達成し、ZEH対応住宅の累積は2021年3月末時点で6万843戸となった。
2021年4月に米国主催で開催された気候変動に関する首脳会合「気候変動サミット」に際し、日本は2030年の温室効果ガス排出削減目標を46%と発表した。
同社は住宅供給事業者として、日本全体のCO2排出量の15.5%を占める「家庭部門」の脱炭素化を推進するために、2008年には住まいのライフサイクルにおけるCO2排出量をゼロにする「2050年ビジョン」を発表した。事業全体の脱炭素化を図る中で、戸建住宅と賃貸住宅シャーメゾンのZEH化を重点的に推進している。
これらの取組みにより、同社が供給した住まいにおける2020年度のCO2削減実績は、2013年比で55%に達したという。引き続き日本政府の新たな温室効果ガス削減目標(NDC)に賛同するとともに、住まいの脱炭素化をより強力に推進する構えだ。
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