リモートワーク向けにも、建設ドキュメント閲覧アプリがDropboxと連携製品動向

YSLソリューションは、同社が提供する建設ドキュメント閲覧・共有アプリ「CheX(チェクロス)」と、Dropbox Japanが提供する「Dropbox Business」とのシステム連携を開始した。

» 2020年08月07日 08時00分 公開
[BUILT]

 YSLソリューションは、同社が提供する建設ドキュメント閲覧・共有アプリ「CheX(チェクロス)」と、オンラインストレージサービスDropbox(ドロップボックス)の日本法人、Dropbox Japanが提供する「Dropbox Business」との、システム連携機能の提供開始を発表した。

 CheXとは、建設業界にて200社以上に導入されている図面閲覧アプリだ。CADデータなどの自動変換機能の他、図面やマニュアルへ、手書き・テキスト・写真でのメモ・共有が可能なうえ電子黒板にも対応している。

 今回のシステム連携では、Dropbox Business上に保管されている図面などの各種建設ドキュメントを、施工現場で操作するCheXから呼び出して閲覧したり、メモを記入して関係者と共有したりすることが可能となる。これにより、設計などの他部門との情報共有がスムーズになるだけでなく、これまで共有によって分散されがちだった各種ドキュメントも、一元で管理できるようになる。また、建設業界でも急速に対応が進む、リモートワークの環境整備の推進にも貢献することが期待される。

Dropbox Businessアカウント上に保管 Dropbox Businessアカウント上に保管されている任意のファイルを、CheXに取り込む事ができる 出典:YSLソリューション
取り込んだファイル 取り込んだファイルは、CheX上に保存されたデータと同様に閲覧、メモ、写真張り付けなどが可能。 出典:YSLソリューション

 新機能は、CheXの無償オプションとして提供されるが、利用するには別途、有料版のDropbox Businessへの申し込みが必要となる。今回のシステム連携と合わせ、同社はDropboxとリセラー契約を締結した。CheXユーザーは、Dropbox Businessも同社からワンストップで購入が可能だ。

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