建設業のコロナ影響調査、施工は半減もICT活用は拡大 : 業界動向 (2/2 ページ)
この先3月〜半年後の会社の状態を見越して受けたいサポートでは、「資金面」「エンドユーザー(購入検討者)向けの登録免許税の減免やローンの減税延長など」「オンライン接客やディテール仕様の遠隔確認などに必要な設備」「事業者向けの法人税の減免や消費税の引き下げなどの支援」「雇用確保策」といった5つの支援項目にランク付けする方式で、調べられた。
今後事業を円滑に進めるために優先順位が高い支援 出典:ハイアス・アンド・カンパニー
最も優先順位が高かった資金面での支援では、「日本政策金融公庫の無利子無担保融資制度の適用拡大」や「金融機関からの借り入れ時の金利減免」への期待が多くの調査対象者から寄せられた。
動画配信サイトやSNSでの情報発信の利用状況 出典:ハイアス・アンド・カンパニー
現在とアフターコロナを踏まえ、情報発信を自社Webサイトに加え動画配信サイトやSNSで行っているかについては、将来的に利用予定の会社が全体の25%で、24%が既に活用していた。さらに、オンライン面接をビデオ通話やテレビ会議システムを使って実施しているかについては、今後導入を見込んでいる会社が全体の27.9%で、現在使用している会社は18.3%にとどまった。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、非対面での営業活動や商談を余儀なくされる中、全国の中小建設会社や不動産会社におけるICTの活用意向は、情報発信や顧客とのコミュニケーションのいずれにおいても、導入と採用計画を合わせると全体の50%を超えている。ハイアス・アンド・カンパニーでは、ICTを活用した顧客と意思疎通は一過性のものではなく、今後一層広がっていくと予想している。
現状とアフターコロナを見据えたオンライン面接の実施状況について 出典:ハイアス・アンド・カンパニー
大成建設が開発した「ARES Touch」カスタマイズ法など
ウェブサイトに掲載した記事を印刷しても読みやすいPDF形式の「電子ブックレット」にまとめました。無料のBUILT読者会員に登録することで、ダウンロードすることができます。今回お届けするのは、ドイツに本社を構えるGraebertが2020年3月、都内で開催したプライベートイベント「Graebert Japan Annual Meeting 2020」のまとめです。
新型コロナの不動産業界への影響を調査、81%が集客減
クラスココンサルファームは、同社の不動産テックを利用する全国の不動産業4000店舗にアンケート調査を行い、新型コロナウイルス感染症への影響などを調べた。
BIMの先に広がる可能性――。隈研吾氏の事例やGIS連携、入札アプリなどAutodeskが解説
建設業界では、入職者数の減少や技術者の高齢化による退職数の増加に伴い、働き手が減り、従来より少ない人数で現場を運営しなければならない厳しい状況に直面している。Autodeskは、こういった現場の生産性を向上するために、BIMやジェネレーティブデザインなどの新製品の開発を進めている。2019年10月8〜9日、東京都内のグランドニッコー東京 台場で、開催されたプライベートイベント「Autodesk University Japan 2019」では最新のソリューションや活用事例が紹介された。
三菱地所設計が提唱する「DynamoとExcelを利活用した情報連携のススメ」
「Autodesk University Japan 2019」で繰り広げられたセッションのうち、三菱地所設計が効率化の核と位置付けるDynamoとExcelの連携について、実際の作業手順をレクチャーした講演について採り上げる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.