冷凍冷蔵設備のフロンガス規制や老朽化による新築と建替え需要が拡大していることを受け、東急不動産は、ニチレイ・ロジスティクスエンジニアリングやJA三井リースと業務提携し、冷凍冷蔵設備構築への対応力を強化した。
東急不動産は、冷凍冷蔵設備を完備した次世代物流センターの創出を目的に、「ニチレイロジグループ」のエンジニアリング事業部門であるニチレイ・ロジスティクスエンジニアリングやJA三井リースと2020年1月に業務提携契約を締結した。
テナントの要望に合わせた冷凍冷蔵倉庫の施設開発を東急不動産が担い、ニチレイ・ロジスティクスエンジニアリングは冷凍冷蔵設備の企画設計や竣工後の設備運用をサポートし、JA三井リースは冷凍冷蔵設備のリース事業を行う。
また、今後はBTS(Build To Suit)での冷凍冷蔵倉庫建設以外に、ドライ倉庫建設においても、設計段階から一部床に冷凍冷蔵設備が設置可能な設備や床加重などを取り入れで、小規模テナントに対応したソリューションを展開していく。
これまで、東急不動産では、物流施設「LOGI'Q 白岡」と「LOGI'Q 三芳」に、ビクターエンタテインメントが提供する空間音響サービス「KooNe」を物流業界で初めて導入するなど、新規性がある物流施設の開発に取り組んできた。
KooNeは、ハイレゾ音源を用いてバイオフィリックデザインを室内に構築することで、居心地のよいリラックス空間を創造する。仕事によるストレスの軽減やコミュニケーションと創造性の向上に役立つ。LOGI'Q 白岡とLOGI'Q 三芳のエントランス共用部には、樹の香りをメインに調香したオリジナルアロマも採り入れ、快適性を高めている。
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