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» 2019年10月03日 07時00分 公開

スマートオフィス:東急不動産が新本社で実証実験、働き方改革を実現するオフィスを検証 (1/3)

東急不動産ホールディングスと東急不動産は、2019年8月14日から営業を開始した東京都渋谷区のオフィスビル「渋谷ソラスタ」内の新本社で、顔認証での入退館やアロマを用いた会議など、先進的な取り組みを進めている。同年10月1日からは、生産性向上に寄与する5つの実証実験を行い、優れたワークプレースを探求する。

[遠藤和宏,BUILT]

 東急不動産ホールディングスと東急不動産は2019年9月30日、同年8月14日から営業を開始した両社の新本社となる東京都渋谷区のビル「渋谷ソラスタ」内のオフィスを同年10月1日から“ライブオフィス化”することを発表した。

 ライブオフィスとは、両社の従業員を対象に新本社で行う実証実験とその成果などを顧客と関係者に見学や資料を通して、公開することを指す。

コミュニケーションスペース数は176カ所

 東急不動産ホールディングスは2013年10月に設立し、2015年8月に本社を渋谷から東京都港区のオフィスビル「TK南青山」へ移転した。2019年3月に渋谷ソラスタが竣工し、本社を青山から渋谷へ再移転し、この移動に合わせて渋谷に東急不動産グループ各社の拠点の設置を進展するとともに、オフィスと働き方の改革を推進している。

新本社のテーマ

 新本社では、「グループでつながることができる」「効率よく働ける場所を選べる」「状況に応じて働く時間を変えられる」「心身ともに健康で活き活き働ける」をキーワードに、「Challenge for all,Communication for all(グループ全員がチャレンジし、グループ全体でつながる)」をテーマとした。“本社が呼んでいる”という意味を込め、新本社を「Call」と呼称し、東急不動産グループの社員の交流の促進を目的に、コワーキングスペース「SCRAMBLE!」と「COLABO!」を設けた。

コミュニケーションスペースのCOLABO! 提供:東急不動産ホールディングス

 また、日々の業務内容に合わせて働く場所を決められる取り組み「グループABW(Active Based Working)」を採用し、ワークフローの効率化とコミュニケーションの活性化を図っている。具体的には、自席率を50〜80%とすることで、執務席を多様化していることに加え、部署ごとにグループアドレス制(固定席がなく特定のエリアで座席を共有すること)を取り入れ、さまざまな社員との活発なやりとりを促している。

ワークスペースの幅を広げるグループABW 

 Callは、移転前にオフィスを設置していたTK南青山と比べて、コミュニケーションスペース数が74%増の176カ所、ペーパーストックレスは50%削減、利用面積は同様となる。

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