構造のサンプルモデルは、一貫構造計算ソフトと連携して製作しており、Revitの操作に慣れてないユーザーでも、Revitのモデルが生成できるようなワークフローを採用。部材は、構造計算ソフトによる保有水平耐力計算に基づき、適切なものが選べる。日本の建築構造に適したツールで、床梁伏(はりふせ)図や軸組図、断面リストが出力されており、日本の2D図面と比較しやすく、図面間や解析モデルとの整合性も確保している。また、必ずしも3Dモデルで検討する必要がない接合部などの詳細図は、3Dモデルから切り出した図面に、2Dで加筆することで、従来通りの作図が可能だ。
設備のサンプルモデルは、設計変更が多い工程に考慮した取り扱いやすいジェネリックオブジェクトを約300点ラインアップしている。省エネ法に対応したさまざまな情報を持つスペースタイプをプルダウンで選べるようになっており、環境解析システムと容易に連携させられる。
さらに、設備の用途ごとに色分けなどが自動で行われ、機器表として設けられた図面の体裁にも色分けが反映され、常に整合性のとれた図面が示される。加えて、同社では細かい図面修正のスピードアップを実現する日本向け機能拡張システムが無償提供している。
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