神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業が2020年1月9日付で権利変換計画の認可を受けた。事業地は表参道と明治通りが交差する神宮前交差点前の約0.3ヘクタール。国際的観光地にふさわしい商業拠点の形成に向けた一体的整備事業が本格始動する。
東急不動産は、権利者および特定事業参加者として参画している「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」が、2020年1月9日付で東京都知事より権利変換計画の認可を受けたことを明らかにした。
本事業は2019年2月に事業計画認可を受けた。表参道と明治通りが交差する神宮前交差点の南?角に位置するオリンピアアネックスを含む約0.3ヘクタールの街区を一体的に整備する。国際的な観光地である表参道にふさわしい商業拠点となるよう、細分化された敷地や老朽化した建物を統合し、街区全体の高度利用を図る。
本事業では、後背地への歩行者ネットワーク基盤の強化を行う。具体的には、区道630号を廃道し、変形五叉路を解消した上で、区道623号の道路拡幅の整備、敷地?側における新たな歩行者通路の確保を行う。これにより、安全な歩行者滞留空間および市街地環境を整備する。
表参道と明治通り沿道のさらなるにぎわいを創出するため、神宮前交差点にふさわしい洗練された都市景観を形成する。敷地内の緑化整備や屋上を活用した広場空間の整備も行うとともに、大規模災害に対応できる安全安心なまちづくりを目指して、防災備蓄倉庫および自家発電設備の整備も行う。
本事業地周辺には商業地としての高いポテンシャルがあるが、建築物の老朽化、狭小な土地、歩行者と自動車が交錯する変形五叉路といった課題も抱えていた。街区の再編および統合を実施する本事業により、土地の有効利用を図り、これら課題の解消を目指す。
東急不動産は、「東急プラザ表参道原宿(2012年4月開業)や「キュープラザ原宿(2015年3月開業)など表参道原宿エリアの特性を生かした商業施設を開発・運営してきた。本事業により同エリアの回遊性を高め、さらなる魅力向上に寄与したい考えだ。
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