大和ハウス工業が出資する台湾・高雄市の複合開発プロジェクトが2020年1月に開始する。建設地は、高雄市の5大公共事業が集積する亜洲新湾区に位置。交通至便の場所にあり、国内外からのアクセスが期待される。
大和ハウス工業は2019年11月、同社が出資する「(仮称)高雄プロジェクト」が2020年1月に開始すると発表した。高雄プロジェクトは、ホテル・ニッコー高雄および分譲マンションからなる複合開発。施工は台湾の汎陸建設が、ホテルの運営は日本のオークラニッコーホテルマネジメントが行う。
プロジェクトの概要は、ホテル棟(260室)は地上21階地下4階建て、分譲マンション棟(227戸)は地上29階地下4階建てで、敷地面積5125平方メートル、延べ床面積6万5000平方メートル。完工は2023年7月の予定だ。
高雄は台湾第2の都市。建設地の亜洲新湾区は、高雄市の5大公共事業である、高雄ライトレール水岸線、高雄展覧館、海洋文化流行音楽センター、高雄港国際旅客船ターミナル、高雄市立図書館総館の再開発が進行するなど、今後の成長が期待できる場所であり、アクセスも高雄国際空港から車で約15分と良好だ。
大和ハウス工業は2011年12月に台湾支店を開設。同社のLOCシステムによる営業を展開し、ロードサイドの商業施設や工場の建設請負を多く手掛けている。
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