住宅・ビル・施設 Week 2019 特集
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» 2019年12月12日 05時24分 公開

JCVの顔認証やAIの空調最適化など、“コネクティビティ”で実現するスマートビル第4回 スマートビルディング EXPO(2/3 ページ)

[石原忍,BUILT]

ローカル接続されている機器を監視するモニター

 アズビルでは、2019年6月に経済産業省が「ビルシステムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン第1版」を策定したことを受け、東京2020大会を機に需要が拡大することを見据え、セキュリティ対策にも注力している。管理運用面とともに、PCのマルウェア感染やネットワークへの攻撃端末接続など、あらゆるケースを想定して、リスク特定から、防御、検知、対応・復旧までをサポートする。

 直近では、BASのローカルネットワークに接続されている機器を監視し、接続未許可の機器や盗聴機器、BACnet経由での不正行為を検知するネットワーク監視モニターの開発を進めている。

ネットワーク監視モニター

 既設ビル向けのサービスでは、BASをリモートでメンテナンスするサービスを30年以上の知見を活用して、東アジア6か国を含めたグローバルで展開。現在では、国内外3500ビルをネットワークでつなぎ、膨大な運用データをアズビルクラウドセンターでビッグデータとして集約し、異常を自動検知している。国内では、全国の営業所にサービス営業担当400人を配置し、アフターサービスと顧客の課題解決に日々あたっている。

 BASの先にある先端テクノロジーとしては、ソフトバンクグループの日本コンピュータビジョンとの連携で、顔認証技術を採り入れたフィジカルなビルセキュリティシステムを開発。ICカードに置き換わる5.5インチサイズの汎用デバイスには、RGB-IRカメラが搭載され、取得した映像は独自のアルゴリズムで、登録されている顔かどうかを判定。生きた人間かも判定するため、写真によるなりすましも防げる。ブースでのデモでは、来場者の年齢や表情、笑顔度、デバイスの視聴時間をリアルタイムで推定した。

日本コンピュータビジョンのデバイスとアルゴリズムにリンクした顔認証セキュリティ
左のスマホタイプのものがデバイス

 他のAI活用では、実データをもとに学習した機械学習アルゴリズムのAIエッジコントローラーをBASとリンク。熱源カメラで取得した映像から、着衣量や熱負荷(人数)を瞬時に判定する。急激な来場者の増加にも応じ、PMV/PPV制御に応用することで、個人それぞれに最適化した空調へと調整する。

参考出展の熱画像AIによる総顕熱量や熱負荷の把握ソリューション
AIエッジコントローラー

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